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治験拠点医療機関の取り組み

 近年、我が国における治験実施件数は減少傾向にあり、その原因の一つとして、基盤となる治験実施施設、治験に関わる人材等の不足が上げられております。
 そこで、国では治験活性化の中核、拠点医療機関を選定し、それらの施設を中心に地域の臨床試験や治験を効率的に実施しようとしています。拠点である大阪公立大学では当院とともに治験活性化にご協力をいただける医療機関を募り、治験ネットワークを7月より立ち上げました。
 これにより、治験に対する理解を広めるとともに、より良い新薬が早く開発され、患者さんの治療に役立ててまいたいと考えております。

南大阪治験ネットワークの意義と役割

 ネットワーク内ではあたかも1つの医療機関のような連携を行い、迅速に治験実施ができる体制をとることが、医療機関側、依頼者側ともにメリットのあるものとなります。
 大阪公立大学医学部附属病院 臨床研究・イノベーション推進センターは、拠点としての体制を整備してきており、中央IRBやネットワークとしての事務窓口機能を提供いたします。治験依頼者からの治験内容を参加医療機関に紹介し、受託意志とともに施設情報を治験依頼者に提供いたします。 施設選定後は、ネットワーク事務局が治験依頼者と参加医療機関の間をより良くコーディネートします。
(参考)南大阪治験ネットワークの概念図概念図

参加医療機関

メリット

  • 治験受託窓口の一元化により業務の効率化が図れます。
  • 中央IRBの利用によりIRB事務の効率化と迅速な審査が可能になります。(中央IRBのみのご利用を希望される医療機関は、別途ご相談ください)。
  • 統一標準業務手順書及び統一書式が利用できます。
  • 当院開催の医療関係者向け治験セミナーに参加する事ができます。
  • 当センターでCRCの教育研修を受けることができます。

お問い合わせ先

  • 南大阪治験ネットワークに関するご相談・ご質問は、以下の担当までお問い合せ下さい。
  • 〒545-0051
    大阪市阿倍野区旭町1-2-7 あべのメディックス6F
    大阪公立大学医学部附属病院 臨床研究・イノベーション推進センター
    TEL:06-6645-3440
    FAX:06-6645-3448