スペシャリスト紹介

 当院では専門看護師、認定看護師の資格取得のサポートとして、休職制度、認定看護教育課程研修受講費の助成などの体制をとっています。現在3分野4名の専門看護師、13分野23名の認定看護師が活動しています。
また、特定行為を実施する看護師を養成する機関として指定をうけ、2017年度から研修を行い、6名の特定看護師が活動しています。

専門看護師とは

専門看護師(CNS:Certified Nurse Specialist)は、看護系大学院修士課程を専門看護師教育課程基準の所定の単位を取得した上で修了していることと、専門看護分野における3年以上の実務経験(このうち1年は修士課程修了後であること)、また通算5年以上の看護実務経験を持つ者で、専門看護師認定審査に合格した者に与えられる資格です。
複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識及び技術を深め、保健医療福祉の発展に貢献し併せて看護学の向上をはかることを役目としています。

  • 個人、家族及び集団に対して卓越した看護を実践する。(実践)
  • 看護職を含むケア提供者に対しコンサルテーションを行う。(相談)
  • 必要なケアが円滑に行われるために、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う。(調整)
  • 個人、家族及び集団の権利を守るために、倫理的な問題や葛藤の解決をはかる。(倫理調整)
  • 看護職に対しケアを向上させるため教育的役割を果たす。(教育)
  • 専門知識及び技術の向上並びに開発をはかるために実践の場における研究活動を行う。(研究)
  • がん看護専門看護師(2名)

    鶴田 理恵

    「笑顔を絶やさず」

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    がんと診断され大学病院で治療を受ける患者さま・ご家族の方が、安心した療養生活ができるよう医療チームで協働しています。がんと診断されてから体験する心身や生活上の問題を見極め、患者さま・ご家族にとっての最善を考えた看護を日々実践しています。
    古田 愛美

    「一つ一つ誠実に」

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    がんと診断された患者さまが、それぞれの家族としての役割、社会での役割を担えるように困り事を一つ一つともに紐解く実践を心がけています。治療の選択肢が拡がり、療養期間が長くなってきている現代だからこそ、その人らしい生活を保つことに力を注ぎます。
  • 急性重症患者看護専門看護師(1名)

    阿部 美佐子

    「熱い思いを持って!!」

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    「周術期及び生命の危機状態にある患者さまとご家族が、治療に伴う苦痛を最小限に、尊厳を尊重され、ご家族の支援を受けて治療を継続し回復できる」この目標を当院の看護師が実現できるよう活動しています。
  • 精神看護専門看護師(1名)

    馬場 華奈己

    「レジリエンスを引き出す」


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    主に、一般病床で治療を受ける患者さんやそのご家族に対して、精神看護の専門性を発揮した看護を提供するとともに、医療スタッフのケア能力が向上するように働きかけます。また、自分らしく働き続けられるよう、看護職員のメンタルヘルスサポート体制を整えます。

認定看護師とは

認定看護師(CN:Certified Nurse)は、日本看護協会が定めた教育課程を修了し、特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践ができると認められた看護師であり、日本看護協会では、認定看護師の役割を次のように定めています。

  • 特定の看護分野において、個人、家族及び集団に対し、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する。(実践)
  • 特定の看護分野において、看護実践を通して看護者に対し指導を行う。(指導)
  • 特定の看護分野において、看護者に対しコンサルテーションを行う。(相談)
  • 救急看護認定看護師 (3名)

    島本 千秋
    片岡 由美
    井上 佳世

    「どんなときでも笑顔で冷静に!!」

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    私たちは医師と協力し、治療が速やかに行われるよう専門的な知識・技術を提供するとともに患者さまやご家族の不安を少しでも和らげられるよう心がけています。そして、患者さまの急変に気づき、病態に応じた適切な対応ができる看護師育成に力を入れています。また、災害看護にも取り組み、病院での受け入れや災害現場での活動に備え、訓練やマニュアル作成に取り組んでいます。
  • 集中ケア認定看護師(2名)

    村上  美保
    木村 亜末

    「QOL向上!!」



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    「生命の危機状態にある患者さまの病態変化を予測した重篤化の予防」「重症患者の廃用症候群などの二次的合併症の予防および回復のための早期リハビリテーションの実施」の2点を目標に活動しています。また、重症集中ケアが必要な患者さまのQOLの維持・向上を目指す援助が提供できる看護師育成に力を入れています。
  • がん化学療法看護認定看護師(2名)

    岩見 明子
    中野 妙子

    「一人一人に寄り添って!!」


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    がん化学療法を受ける患者さまが、確実・安全に抗がん剤の投与を受け、副作用の軽減に向けた対処方法などの支援を行っています。また患者さまだけでなくご家族への支援を行い、化学療法を受けながら患者さまがその人らしく過ごせることを目標に活動しています。
  • 皮膚・排泄ケア認定看護師(3名)

    林 純代
    森田 真麻
    曽我 智美

    「皮膚ケアのことならお任せください!!」

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    人工肛門造設する患者さまの術前、術後、退院後のケアや、医師やコメディカルと協働して褥瘡回診を行い病院内全体の褥瘡ケア、発生リスクの高い患者さまの褥瘡予防ケアを実施しています。また、その他の創傷管理についても医師や他職種と協力して実施しています。患者さまの自然治癒力を促すことを目的に活動をしています。
  • 感染管理認定看護師(3名)

    岡田 恵代
    藤田 明子
    野々瀬 由佳

    「すべての人を感染から守る!!」

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    感染管理の目的は、病院を利用する患者さま・ご家族・訪問者はもちろん、現場で働くすべての人を感染源から守ることです。2013年に感染制御部が発足し、専従2名、兼任1名の感染管理認定看護師が医師をはじめとする他職種で構成されたチームで活動しています。主な業務は医療関連感染サーベイランスや院内ラウンド、職員研修、感染症発生時の対応などで、専従と兼任の役割を活かしながら現場の感染対策向上を目指しています。また、地域医療機関と連携し、地域全体の感染管理にも取り組んでいます。
  • 緩和ケア認定看護師(2名)

    池上 里美
    岩田 恵子

    「QOL向上のために!!」


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    がんと診断を受けた患者さま・ご家族に対して、入院・外来などの療養の場所を問わず診断時から治療、終末期など全期間を通して、病気や治療から起こる様々な身体的な症状や精神的な苦痛の緩和を目的に活動しています。患者さまとご家族の思いに寄り添いQOL向上を目指します。
  • がん放射線療法看護認定看護師(1名)

    山崎 仁美

    「安心!!」


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    放射線療法を受ける患者さまの副作用及びその予防ケア、患者さま・ご家族の身体・心理・社会的な問題に対し他職種と協働し、安全に治療が完遂できるよう支援しています。また、看護師の相談や研修などの開催をとおして放射線療法看護の質向上を目標に活動しています。
  • 手術看護認定看護師(1名)

    足立 麻礼

    「元気・力強く!!」


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    患者さまに最良の状態で手術療法を受けていただけるよう、他職種からなる手術チームで連携を図り、患者さまの安全確保に努めています。看護実践は手術室内だけではなく、術前・術後訪問を通して病棟との連携もはかっています。また、安全・安心な手術を提供するために、患者さまの代弁者・擁護者としての役割も果たしています。
  • 新生児集中ケア認定看護師(1名)

    岩崎 初美

    「赤ちゃんが大好きです」


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    急性・重症期にあるハイリスク新生児へ、病態の変化を予測した個別的なケアを実践し、新生児の全身状態が安定し、身体的・神経学的な発達を促すケアを提供することを目標に活動しています。また、状況危機に直面するご家族に対し、誕生した我が子をご家族の一員として迎えることができるよう、円滑な親子関係の育成を支援します。また、新生児科の看護師のよき役割モデルとなり、新生児看護の質の向上が図れるようスタッフへの教育・指導にも力を注いでいます。
  • 糖尿病看護認定看護師(1名)

    江尻 加奈子

    「こつ、こつ地道に!!」


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    糖尿病を持つ患者さまは増加の一途をたどっています。糖尿病は家庭での療養が重要な慢性疾患ですが、多様化する社会生活の中で今までの生活習慣を変更し食事、運動、服薬、インスリン注射などの自己管理(セルフケア)を続けることは大変な努力を必要とします。糖尿病を持ちながらも、その人らしく健やかな生活を続けられるように、患者さまともに考え、セルフケア確立に向け支援しています。
  • 慢性心不全看護認定看護師(1名)

    阪口 綾香

    「優しく、おおらかに」


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    心不全は様々な原因で発症し、呼吸困難、むくみ、食欲低下など多彩な症状が出現します。心不全の進行や急激な悪化を来たさないようにするためには、食事や内服管理、活動の調整など患者さま自身の疾患管理がとても重要です。患者さまの状態に応じて症状マネジメントや生活調整を行い、その人らしい生活が送れるように支援しています。循環器看護の質向上をめざし、院内の看護師教育・研修活動にも力を注いでいます。
  • 摂食嚥下障害看護認定看護師(1名)

    大窪 恵子

    「全身全霊で取り組んでいます」


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    加齢や脳卒中、神経筋疾患、口腔咽頭の疾患などが要因で、低栄養や廃用等による二次的摂食嚥下障害の予防、口腔ケアや誤嚥性肺炎、不慮の窒息、脱水等のリスクマネジメント、最後まで口から食べ続ける支援を行っています。特に、高齢化に伴い摂食嚥下障害看護の対象者も増え、機能低下の予防対策や安全に食べ続けられる支援の必要性を強く感じています。そのために、リハビリテーション科をはじめとした多職種と協働したチーム医療の介入に取り組んでいます
  • 認知症看護認定看護師(2名)

    小林 美保
    増田 奈美

    「その人の視点に立って」


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    高齢者は身体的不調や治療、入院による環境の変化により、せん妄など認知症に似た症状を起こしやすくなります。 そのような方や、認知症の方の苦痛が、看護の力により緩和され、入院生活を安楽に過ごせることを目指しています。そのために、安全に治療や検査を受け、退院後も安心して療養できるよう多職種チームで取り組む予定です。また、ケアを通じて患者さまやご家族だけでなく、看護師の笑顔が増えるように支援していきたいと思っています。

それぞれの認定看護師が院内看護師向けに不定期でニュースレターを発行しています。

CNニュース 100号 PDF CNニュース 99号 PDF CNニュース 98号 PDF

特定看護師とは

当院では看護師の特定行為に係る研修を修了した看護師を、特定看護師と呼称しています。現在6名の特定看護師が、救命救急センターや集中治療室(ICU)を中心として、特定行為を実施しています。
日本看護協会「看護師の特定行為研修制度ポータルサイト」においても、当院の特定看護師による特定行為実践の状況をご紹介しています。

  • 特定看護師

    嶋田 真弓

    「活動の実際」


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    高齢社会を迎え、多種・多様化する疾患を抱えて地域で生活する方々が増加しています。特定看護師の役割は正確な病態判断を行い医師と協働して迅速な医療の提供を行います。たとえば私が所属している救命救急センターにおいては人工呼吸器管理期間の短縮や苦痛の緩和など、「治療」と「生活」の両面から患者さまを支援し、刻々と変化する状況に応じた医療を提供しています。
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