中央部門のご紹介
人工じん部
概要
大阪市立大学医学部附属病院では昭和39年から病棟で透析を開始し、昭和41年6月に人工腎室を開設し、本格的に慢性腎不全治療としての血液透析を開始しました。開設当時は腎不全患者に血液透析を施行すること自体が非常に困難でありましたが、めざましい医療機器の発展により血液透析の導入が外来で十分行えるようになりました。また、現在では血液透析以外の血液浄化療法も積極的に行っております。
業務内容
慢性腎不全患者に対する血液透析・血液濾過・血液濾過透析療法のみではなく、種々の疾患に対する体外循環を伴う治療業務を行っています。
膠原病および神経疾患に対する血漿交換療法・免疫吸着療法・DFPP療法など高度な体外循環療法を行っています。
さらに、新しい治療法として潰瘍性大腸炎およびクローン病に対する白血球除去療法なども積極的に行っています。
血液透析患者については近年糖尿病性腎症の増加および高齢化に伴い合併症を有している血液透析困難症例を中心に治療を施行しています。
特に、心臓血管外科手術を受けられる血液透析患者が増加してきており、その術前後の不安定な時期の血液透析治療を如何に安全に行うかということを目標にして、
循環動態を安定させるために積極的に血液濾過療法を導入しています。
生体腎移植については夫婦間での移植数の増加に伴い血液型不適合腎移植症例が増加しています。人工腎部ではDFPP療法・血漿交換療法を用いて治療を行うことで、
積極的に血液型不適合腎移植をサポートしています。
主な検査機器・設備
- 血液透析装置(on-line HDF対応) 10台 (TR-2000S:2台、TR-3000M:8台)
- 多目的血液浄化装置 3台 (KM-8600:1台、ACH-Z:2台)
- 持続的血液浄化装置 2台 (ACH-10,TR520)
- LDLアフェレーシス装置 1台 (MA-03)
- 人工炭酸泉装置 1台 (Carbomedica)
スタッフ紹介
補職 |
氏名 |
補職 |
氏名 |
部 長 |
仲谷 達也 |
副部長 |
武本 佳昭 |
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看護師(副主任) |
堀田 節子 |
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